TDRエンジン換装日記

埼玉所沢から11月に戻ってきたTDRでしたが、エンジンが かかりませんでした。急遽11月24日にTDRそして私も長野まで行き、エンジン換装、およびメンテナンスを行ないました。

’99年11月24〜27日

TZR('86)からはもうエンジンを降ろしておいてもらいました。


11月24日
この日は練馬から長野までの移動、そしてなんとか キャブまで外しました。(TZRからはエンジンを脱着済みでした。)<いやー、すごかったです。穴なんて 開いていません。ジェット類はすべて単なるボルト状態でした。これではかかりませんね。すべてエンジ ンクリーナーに漬け込んでこの日の作業終了。久しぶりの故郷でしたが、社長とうどんを食って母親宅へ!

真っ黒けでした。これではかかるわけありません。まいった。

配線、配管が面倒です。特にタンクの脱着は、オイルラインがあるので、かなり手間。

キャブだけ先に外し、残りは明日の作業にしました。


11月25日
午前中にエンジンを下ろしまして、各部のサイズなどを両エ ンジンともに計測。なんか微妙に違う。 TZRは黒エンジンなので、アイシング防止をしていません。 そこでヘッド、キャブをTDR、シリンダーから下をTZRを使用することにしました。後、排気側の出口 の取り付けが微妙にTZRのほうが外側に突き出ています。 クロスアップチャンバーが入るか心配 です。まあやってみるか! 午後は昨日のキャブのお掃除。漬け込んでいたクリーナーは真っ黒で す。フロートチャンバーのピンが外れず苦労しました。ふたたび溶剤に漬け込む。夕方までに一気に エンジンを下ろして、ヘッドを開けました。やはり両方のシリンダー共に、水が入っておりました。この 日はこれにて作業終了。

あー、TZRエンジンはお別れ!


11月26日
作業はお昼から。キャブのパーツがきていたので、装着し組み立て。 そしてヘッドガスケットを装着したのですが、ここで問題発生。TDRの配線のカプラーとTZRは微妙に 違うので、すべてカプラーをTDRのものに交換。その後一気にエンジンを載せました。あれ? エンジンマウントのうち、トルクロッドがあいません。うーん、とりあえずなしでいいか?どなたか良い 方法があったら教えてください。その後すべて配線し、YPVSのワイヤー装着。あれ、ワイヤーのガイド が入らない。とにかく削って挿入。バッテリーも新品に交換し、とりあえずキーをひねる。「.....。」エンジ ンがかからなかった先週の悪夢が蘇りました。遅かったので、明日の朝一番の作業ということになり ました。なんでニュートラルランプもつかないの?
TDRのヘッドは銀色。厳密には'88TZRなんだけど....。冷却水がキャブへ回ります。  が、'86TZRでは冷却水はキャブへはいかないので、ヘッドとキャブはTDRのものを使用。


11月27日
電気系に詳しい人間がくるまで、他の作業ということにし、 フロント フォークオイルシール交換。’88年YZのオイルシールなんだけど、微妙に高さが違うのよこれが! 一個半仕様で解決(1個金のこで半分に切断し、スペーサーとした)。オイルをYZの規定量を入れ るディス クパッドを前後新品へ!前後タイヤをDUNLOPのに交換。ハンドルをJ・マクグラスレプリカに 交換。おっと電気 系ですね。これは実は私の配線漏れで、あっさり解決。チェーンも新品にし、さて、キック一発!とはいかず、 すぐにエンジンは止まってしまいます。結局原因不明ですが、クリーナ ーボックスに直接手を当てる「チョーク」 で解決。(今日29日現在まだそうしています。直さんとなあ!)なんやかんやで店のお客さんなどの手伝いで なんとか復活を遂げました。翌日快調に上 信越道を飛ばして練馬まで帰れました。やはりバイクはいいです ねえ。久しぶりの2気筒エンジ ンのサウンドはいいなあ。すこしばかりガスが濃いけど、明日にでも調整しましょ う。結局復活ま でに?万円がかかったけど、けっこう満足です。





というわけでとりあえず修復されました。

フォークブーツや、ハンドルなども 新しくしたので、ずいぶんきれい になりました。エンジンマウントもどうやらつきそうです。 というわけで、黒いエンジンになりました。これでファラオTDRと一緒になったかなあ?!

なんかこの角度がかっこよかったので1枚。三菱マークは 必需品でしょう。ついでにゼッケンはファラオのものものにした。

スクリーンの角度も立てました。なんとか風が> ヘルメットにあたらなくなりました。


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